底辺五十代男のブログ

ワーキングプアの独身一人暮らし男性の日常

学徒兵 木村久夫

あまりTVは見ないが、ノンフィクションの番組は見ている


夜中にやっている事が多いので、録画したものを見ている


昨日、ザ・フォーカスという番組で、戦時中の学徒兵・木村久夫を特集していた


木村は、大学生の時通訳として徴兵され、現地(シンガポールの離島)に派遣される


戦時中、現地住民を日本軍が処刑した事件があり、木村も通訳としてこれに関わる


そして終戦後、一度も日本に帰る事無く、現地にてBC級戦犯の一人として処刑される


これは全くの濡れ衣である


木村は、上官からの命令を受け、通訳をしていただけである


その上官(参謀)も、裁判にて真実を話さななかった(戦後帰国している)


しかし、当時の日本がアジア諸国にした事を考えると、現地住民の怒りは最も


かもしれない。通訳も怒りの対象になっただろう


ただ驚いたのは、1968年に開かれた木村の法要にて、木村の親族と戦友が


列席しているところに、当時の上官がやって来た事


その無神経ぶりにも驚くが、映像が残っていた事にも驚いた


その映像の中で、当時の上官に対して木村の戦友が「何故、住民の処刑を命令した


のは自分だ」と現地の裁判にて証言しなかったのか、と問い詰める場面がある


しかし上官は、当時の軍部全体の風潮がそうさせたものであり、自分だけの責任では無い


と主張する


このやり取りが興味深かったのと、戦後発見された木村の手記が秀逸だった


日本がいかに諸外国に対して酷い事をしたか


国民の支持があったからこそ、日本はそれが出来た事も忘れてはならない、と綴っていた


処刑直前に書かれた手記で、冷静でかつ聡明な人間だと感じた


木村の戦友からも、高い人間性を感じた


末端の兵にこれだけの人材がいて、何故軍上層部が暴挙に出たのか


現代の日本は武力こそ使わないが、似たような所があるかもしれない



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