底辺五十代男のブログ

ワーキングプアの独身一人暮らし男性の日常

凍った時間

星新一のショートショートに「凍った時間」という話がある


内容はこうだ


近未来、ある事故でサイボーグの体になった男がいた


顔面もプラスチックになり、表情も失った


男は人に自分の姿が見られるのが嫌で、なるべく部屋にこもっていた


ある時外出すると、人々が意識を失って倒れている


どうやらガスを使ったテロらしく、サイボーグの自分にはそのガスの影響が無かった


男は孤軍奮闘し、テロを途中で食い止める


やがて人々は目を覚ます


何が起きていたのかは知らない


一人の男が世界を救った事も、当然知らない


そして男のプラスチックで出来た顔を見ると、見てはいけないものを見てしまった


という感じで、脇をよけて行く


男はまた人目を避けるようにして、部屋に戻って行く


という話


今まで読んだ小説の中で、一番虚無的だったが、何故か頭から離れない


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