底辺五十代男のブログ

ワーキングプアの独身一人暮らし男性の日常

ノンフィクションが好き その8

◆ 教誨師 「きょうかいし」と読む。確定死刑囚への面会や、刑の執行に立ち会う僧侶・神父の事を指す。この本は渡邉普相と言う、一人の老僧を取材したノンフィクションである。渡邉氏は既に故人だが、自分が亡くなってから出版するならいい、との条件を筆者に付けていた。 渡邉氏は少年時代、広島にて原爆を経験し多くの友人を失った。自身もかなりの火傷を負った。その描写には、経験者で無ければ語れないものがある。 渡邉…

久し振りに、美しい小説を読んだ

ノンフィクションを読む事が多いが、久し振りに小説を読んだ 稲見一良の「ダック・コール」だ 発表されたのは1991年 6つの短編から成る、ハードボイルド・タッチの小説である 全ての短編に、鳥が出てくる 最初の2話はたいして面白いとは思わなかったが、第3話・4話・6話は面白い 特に第6話の「デコイとブンタ」は、大変美しい小説だと感じた 少年に拾われたデコイ(鳥の模型。猟で使われる)が、遊園地の観覧車…

ノンフィクションが好き 沢木耕太郎

沢木耕太郎の本は、何冊か読んだ 若い頃の作品が好きだ 特に好きなのは、下記4冊 ◆ 敗れざる者たち 様々な競技の、選手達のルポ。中でも、東京オリンピックのマラソンで、銅メダルを取った円谷幸吉の話は読ませる。27才の若さで自殺したが、その遺書は、まるで詩のようだった ◆ 人の砂漠 市井に生きる無名の人達の、人生に迫った佳作。中でも、養護施設で生活していた元売春婦が、孤独死した物語が印象に残った ◆…

ジムで見かけた変な人

サングラスをかけて、フットマシンを使っている人がいた 映画やドラマでも、ジムでサングラスをかけている人は見た事が無い 中国人だろうか それから久し振りに、美しいフォームで走るスタイル抜群のあの女性を見た やっぱり、顔はわからなかった 前より走るスピードは落ちていた なんかジムに行くと、ネタにぶち当たるような気がする・・・

ノンフィクションが好き その7

◆ 釜ヶ崎から 日本最大の貧困地帯、釜ヶ崎(あるいは西成)のルポ。山谷と違って、活気のある町だったようだが、今やその面影は無い ◆ 日本の路地を旅する 本の最後の方に、部落民出身ゆえか一般企業で働けず、ヤクザとなった若者の話が載っている。その若者の暴力行為の描写が、生々しかった ◆ カルトの子 「ヤマギシ」で隔離された生活を送る子供たちの話や、輸血を拒むエホバの証人達の話などが載っている ◆ 教…

飼ってた犬が盗まれた!?

ジムで、ランニングマシーンを使って走っていると、オバちゃん達が隣のランニング マシーンを使い出した 他にいっぱい空いてるのに、わざわざ隣に来るなと思った 俺は走っているが、オバちゃん達は歩いているだけ。ただこういう人は結構いる オバちゃん達の、どうでもいい会話が聞こえてきた 運動してる時はしゃべるなと思ったが、当然口には出さない 聞こえてきた会話の中で、衝撃を受けたのがタイトルの「飼ってた犬が盗…

ノンフィクションが好き 日本ばちかん巡り

筆者は山口文憲。2002年発売 日本の様々な宗教について取材している 本に載っている宗教の中で、有名なものを記すと 天理教 金光教 大本 真如苑 崇教真光 出雲大社 伊勢神宮 などである 読んだ後、宗教の歴史や神秘的な景色、巨大な建造物には興味が沸いた 宗教心はあまり無いが、行ってみたいと思う所も何ヵ所かあった 崇教真光の総本山の建立費は、なんと400億円である 場所は飛騨高山(高山市)で、市の…

雨男と破れた千円札

俺は雨男だ ただ、移動の途中で降り出す事は少ない また電車や車を使う時は、特に雨が多いという事は無く、むしろ晴れが多い 歩きや自転車でマンションを出ようとすると、急に降り出す事が多いのだ 特にコンビニまで外出しようとすると、よく小雨が降り出す 降水確率10%程度の曇り空でもだ しかし10分程度で帰宅すると、その1時間後には止んでいる事が多い さっきもそうだった で歩いていると、道に破れた千円札が…

ノンフィクションが好き その6

◆ 「南京事件」を調査せよ 南京事件とは、第2次世界大戦中に、日本軍が中国の南京(当時の中国の首都)にて行った虐殺事件。ただ被害者である中国と、加害者である日本とでは、見解が異なる。中国では20万人以上が殺されたと言い、日本では5,000人程度だと言っている。また中国では、兵士ばかりでなく無抵抗の市民も殺されたと言い、日本では捕虜の兵士の反乱が原因だと言う。読んだ限りでは、数万人以上が虐殺された…

ノンフィクションが好き その5

高野秀行の本は、何冊か読んだ。印象に残るのは下記3冊 ◆ 謎の独立国家ソマリランド ソマリア内にある、複数の独立国家(国連は認めていない)の見聞録。かなり売れた。ソマリアと言うと、内戦の国あるいはブラックホークダウンを思い浮かべるが、実際にはそこまでのカオスでは無いようだ。地縁や血縁に似た名前のつながりを重視した社会で、その辺はなかなか理解が難しい。ソマリアを、これ程旅した日本人はいないだろう …